あのねノート

せんせいあのね、パソコンで字が書けるようになったよ

英語が苦手でも論文は書けるよきっと(技術英語)

理系なので専門で理系の人のための英語の授業があります。英語で専門の単位がもらえるなら万々歳ということで受けに行きました。

Writingと英語プレゼンとReadingのリレー講義になるそうで、今回はWritingの初回でした。ざっくりまとめてみたいと思います。

 

前フリ

英語にはいろいろな方言があって、同じ意味のことを言うのにも様々な言葉があります。これは日本語でも同じことだと思います。また、文学的な、美しい、凝った表現だとぱっと読んだとき何が言いたいのかわかりにくくなるというのも同じです(で、何度も読むうちに深い意味が分かってきてああすばらしかったなあってなるのが文学の狙いなのかな。これは小説書く人とかに聞いてみたい)。

しかし科学的なことを書くための英語は違うのです。何について書いているのか、何が言いたいのか誰にでも同じように自分の意図通りに伝えないといけません。そのためには単純な文で、誰が読んでも同じ意味で取ってもらえるような言葉で書かないといけないのです。これは文学的にはつまらない文章になります。つまり論文は文学的には退屈なのです。

まあでもこれは英語が苦手な人には朗報で、短い文の羅列みたいな感じですぱすぱ書いていくのが理想なので書きやすい(はず)。おもしろい文章を書こうとしてがんばる必要もないし。また、よく英語の小説にあるみたいに、節とか修飾がつながり続けて何がどこにかかってるのかわかんな~いってなってしまうと意図が伝わらない恐れがあるのでそういう文章は出てこない(理想)。だから読みやすいはずなのです。

 

Abstructの話

論文の最初には絶対Abstructというものがついています。これは論文の内容をまとめた要約文です。世にあふれる論文から自分の見つけたい情報を見つけるのに、いちいち最初から最後まで論文を読んでいたらきりがないので、Abstructを読んだだけでどのような内容がその論文に書かれているかわかるようにしないといけません。

これはElevator Talkというものに例えられます。エレベーターに乗っている30秒程度の間に、乗り合わせた人に自分の事業をざっくり説明して興味を持ってもらい、今後の出資をお願いするみたいなものだそうです。30秒程度の話で理解してもらえたら今後の展開が期待できます。

これを論文に重ねると、Abstructできちんと論文の内容を伝えられたら、読者は本文も読もうという気になるということです。

Abstructにはいろいろな規則があるのですが、大事なのは本文の内容を過不足なく伝えることと、題名とのつながりが分かるように同じ単語を使うことです。ただしあくまで要約なので図表などは入れなくてよいです。

 

まとめ

  • 科学的なことを伝えるのに文学的美しさは要らない。文学的に美しくても科学的には美しくないのだ
  • 誰にでも意図通りに伝わるように、簡潔な文を書くように心がけること。要するに長い英文が読み書きできなくてもいいのです
  • 要約には本文の内容を過不足なくまとめること、変な言い換えはせずにそのままの単語を使うこと。使っている言葉に一貫性が必要なわけです

 

自分の研究を的確に伝えるための英語表現、それがScientific Englishであり、美しい文章を書く必要がないので、これまで英語の読み書きに苦手意識があっても大丈夫(なはず)ということのようです。