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あのねノート

せんせいあのね、パソコンで字が書けるようになったよ

ガソリン生活を読みました

今日は基本情報技術者試験を受けに京都女子大学に行っていました。トイレがものすごくきれいで、壁に「汚れていたり、不備があればトイレセンターにお電話ください(24時間対応)」と書いてあって涙がちょちょぎれそうになりました。何者だトイレセンター。24時間体制で守られるトイレ。

そんなことはどうでもよくて、教科書を買いに行ったときに衝動買いしてしまった文庫本を持って行っていたので読んでいました。「ガソリン生活」(伊坂幸太郎朝日文庫)を読み終わったのでそのことについて少し書こうと思います。

この小説は望月家という一家とその周りで起こる事件の話なのですが、主人公は望月家の愛車である緑のデミオで、デミオの視点で話が進んでいきます。車は建物に入ることができないので人間が車から離れた時に何が起こっているかはわからないし、車が見ていたことを人間に知らせたくても知らせることができません。でも、車同士はおしゃべりできるので車しか知らない情報を手に入れたり、困ったことを近所の車に相談したりしています。車と電車はおしゃべりできるけど自転車とは言葉が通じません。

望月家の周りではいろいろな事件が同時に起きるのですが、望月家の面々は協力してそれをうまく組み合わせて解決に導いていきます。最後にすっきりした気持ちになるのは伊坂幸太郎さんの作品のいいところだと思います。そういうところが大好きです。

この小説では車たちは持ち主の人間たちのことをとてもよく見ていて、車に乗っている人間は車に守られているんだと強く感じました。周りの車に親近感がわいて、久しぶりに車を運転したくなりました。実家の車は「この家の娘は運転が不安だから自分がしっかりしないと」なんて思っていそうですが…

出てからあまり間が経っていないので、カバーの裏に書き下ろし番外編がついていました。短いけどちょっぴり謎解きみたいになっていてとてもよいので忘れずに読みましょう。

ガソリン生活 (朝日文庫)

ガソリン生活 (朝日文庫)