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あのねノート

せんせいあのね、パソコンで字が書けるようになったよ

「渦森今日子は宇宙に期待しない。」を読みました

読んだり見たり聞いたり

教科書を買うときについつい買っちゃった文庫本2冊目です。

最近大森靖子さんという歌手が好きなのですが、この本には大森さんの推薦文の載った帯がついていたので買っちゃいました。

「渦森今日子は宇宙に期待しない。」は最果タヒさんという人が書いた小説です。前にこの人の書いた詩集を見かけたのですが、詩は難しそうだな~と食わず嫌いしてしまいました。小説もなんだか難しいのかなと思ったのですが、読んでみると軽い文体で読みやすかったです。

この本の主人公は渦森今日子という女子高生です。友達とアイスを食べたり、部活をしたりと楽しく過ごしているのですが、1つほかの人と違うところがあって、それは彼女が宇宙人であるというところです。ここでえっ?オカルトものなの?ってなりそうなのですがオカルトものではないです。今日子は確かに遠い星からやってきた宇宙人なのですが、それ以上に普通の女子高生です。

この本を読んでいると、あんまり価値もわからずに高校時代を過ごしてきたけど今から考えたらすごくきらきらしてたような気がしてくるし、帰りたくなります。でももう戻れないってわかってるからきらきらして見えるような気もしました。

女子高生のくだけた語り口調みたいな感じで全体が書かれていて、たぶん読みにくいと思う人もいるだろうし好き嫌いもあるだろうとは思います。でも分かる人だけ分かればいいんだよって思うような作品だなと思いました。

もしかして歳を重ねて女子高生から離れるにつれてこの本の意味が色あせてくるのかなと少しさみしい気持ちになったのですが、これが女子高生だった自分を懐かしく思う気持ちなのかなと思ったりしました。きゃあこんなの書いてる自分恥ずかしい!

なんでかわからないけど、女の子だけに読んでほしいって思ったりしました。そんなことはさておき、読む人を選びそうではあるけどおすすめなのでぜひ。

渦森今日子は宇宙に期待しない。 (新潮文庫nex)

渦森今日子は宇宙に期待しない。 (新潮文庫nex)