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あのねノート

せんせいあのね、パソコンで字が書けるようになったよ

「京大受験生のための京大退学エントリ」を読みました

昨日、実験で参考になりそうなファイルが入ってないかなと思ってパソコンのエクスプローラを見ていたら、こういうものを保存していたのを発見しました。

anond.hatelabo.jp

後でじっくり読もうと思って保存していたのを忘れていたみたいです。つい読み入ってしまいました。

京大工学部情報学科計算機科学コースを退学した人が京大受験生に向けて京大のどういう所が良くなかったから自分は退学したのかということを、勉強のカリキュラムや学内の施設などに関して詳しく説明していて、今とはちょこちょこ変わっているところがあるのですがそれでもところどころ心にくるものがあって苦しくなりながら読みました。

 

このエントリに対する批判的な意見は多いし、わたしも全面的に賛同するというわけではないのですが(さすがにそこまで全面的に大学が悪いなんて言えない)、入ってからやっぱり合わなかったなとかこんなはずじゃなかったななんてよくあることだと思いますし、筆者を頭ごなしに非難するのはちょっと酷ではないかなと思いました。少なくともわたしにはできません。

 

このエントリは、大学に入ってから苦しい思いをしている人にとってはこの先大学とどう向き合うか考えるきっかけになるのではないかと思いました。

わたしはこれを読んで、大学でうまくいかないからって自分ばっかり責めることはないのかなと、少し気持ちが楽になりました。もちろん全責任を大学になすりつけて逃げるための口実にしてしまうのはよくないと思いますが。

 

もともとこのエントリは受験生向けのようなのですが、受験生にとってはこのエントリが自分の志望校を見つめ直すきっかけになればよいのではないかと思います。このエントリを読んで大学行きたくなくなったから受験やめますみたいになるのはこのエントリの本意ではないと思います。

盲目的に志望校への憧れを抱いたり、逆になんとなく成績がこんな感じだからこの学校を受けよう、みたいになりがちな受験生(もちろん強い目的を持って受験に向かう人も少なからずいます。大学に入ってからそういう人に出会って「自分なんかがここにいていんだろうか」と自信喪失してしまうこともよくあります)に向けて、あえて批判的な視点で大学について詳しく説明しているという意味でもこのエントリは大きな価値があるのではないかと思います。受験時代は大学に対するいいイメージのことばかりしか耳に入ってこないものなので、在学経験のある人のマイナスな意見を手に入れられるのは貴重です。受験を乗り切る原動力とは正反対の内容ではあるので、すべての受験生に勧めることはできませんが…

 

このエントリは退学を推奨するものではありませんが、置かれた状況に時に批判的になってみるのも大事なのではないかということが伝わってきました。

いろいろ大変なことだらけだし、これからも楽ではないみたいだけど、ちゃんと卒業できるようにがんばりたいです。


追記

必修が多くて縛りが多いというのは本当ですが、最近のカリキュラム変更では必修が減りました。また、文章中ではいろいろなプログラミング言語を詰め込まれてセミリンガル化しているという話がありましたが、これもカリキュラム変更で改善されているように見えます(1回生でschemeをしていたのがJavaになり、2回生でC言語をしていたのもJavaになりました)。大学側にも問題意識はあったのではないかと思うので、今となってはあのように一方的に責めることもないかなと思ったりします。