あのねノート

せんせいあのね、パソコンで字が書けるようになったよ

ラ・ラ・ランドを観ました

昨晩ラ・ラ・ランドを観に行きました。とってもいい映画だったのでみんなぜひ観てほしいなと思います。
特に音楽好き・ミュージカル好きな人におすすめだと思いました。ジャズ好きな方は絶対観るとよいのでは。でももうみんな観て。
映画『ラ・ラ・ランド』公式サイト
あらすじは公式サイトを読むとよいと思うのですが、ざっと書くと、今よりちょっと前のハリウッドで売れないジャズピアニストと売れない女優さんが出会って恋に落ち、励まし合ったりぶつかりあったりしながらお互いの夢に向かって進んでいく話です。2人がそれぞれ壁にぶつかって少しぶれることはあってもしっかり夢を持って叶えようとする姿が印象的でした。明るい気持ちになれるけど最後にはほろりとくるのがとてもよかったです。
今はサントラがほしいです。昨晩の上映はレイトショーだったのでグッズ売り場が閉まっていたのです…

この先は長文ネタバレするので切ります。観てない人は読まないで、観てから気が向いたら読んでほしい感じです。



大音響で心を動かされると涙が出てしまう体質なので、予告編の時点で泣いてました。まあそれはさておき

冒頭は夏、ロサンゼルスの渋滞の風景から始まります。渋滞にいる人たちが車を飛びだして歌って踊り始めます。「彼を置いてわたしは旅立つ、お互いに17歳で夢があって…旅だったあと、彼はスクリーンの中のわたしを見てうんぬん」みたいな感じの歌です。何でいきなり別れてるんだろうと思ったのですが最後に意味が分かってグッときました…そして泣いたんだけど
高速道路全体を使って、車の上や道路でみんなが歌い踊るのはとても華やかできらきらしていてどきどきしながら観ていました。

渋滞の中に女優志望のミアが運転する車(プリウス)があって、ミアはオーディションのためにセリフを覚えながらうわの空で運転しています。後ろにジャズピアニスト志望のセブ(最後のクレジットでわかったけどセバスチャンなんですね)が運転するクラシックカーがあって、クラクションを鳴らして抜かします。ミアはハリウッドのカフェでバイトしてて、そこに有名な女優さんが現れてラテを買っていくのに嬉しそうに応対したりしてます(「サービスです」「いいえ、ダメよ」ってやりとり、何かのオマージュなのかなと思いながら見てました。)。とオーディションの時間だということで店長に止められつつ慌てて店を出ようとすると、コーヒーを持って店内を歩いていたセブにぶつかりコーヒーまみれに。こんな感じでセブとミアの第一印象は最悪な感じです。
ミアはオーディションに向かいますが、演技を見せている最中にキャスティング担当者に電話が入って中断され、そのままオーディションも止められてしまいます。
いらいらしながら帰ってきた家は女優志望の友人たちとのシェアハウスで、友人たちにハリウッドで日夜行われているパーティーに誘われ、気乗りしなかったけど歌って踊ってるうちにるんるんパーティーに向かうことになります(ミュージカルは歌と踊りでよくわかんないうちに強引に話が進んじゃうところがあると自分では思っているのですが、そこがむしろ好きです)。でもパーティーの俗っぽさ(たぶん枕営業の出会いに近い場なのだと思います)が嫌で出てきてしまいます。乗ってきた車はレッカー移動されていて、肩を落としながら歩いていると物憂げなピアノの音色が聞こえて、吸い寄せられるように入ったお店ではセブがピアノを弾いていました。ミアの視線はセブに釘付けになります。

ここで視点はセブに移ります。セブはジャズピアニストで、名ピアニストたちが弾いていた店がタパス&サンバの店になってしまっていることを悲しみ、いつかそこで自分の店を開くことを目指していますが、今はレストランでBGMを弾く雇われピアニストに甘んじています。でもなかなか芽が出なくて、そろそろ結婚して身を固めろと姉に女性を紹介される始末、店では指示されたBGMを脱線してジャズピアノを弾き始めてクビにされてばかりです。この日はクリスマスでしたが、クリスマスソングから脱線して物憂げなワルツを弾き始めてしまい、やはりクビになり、店を出ようとしたときに「あなたの演奏を聴いて…」と声をかけようとしたミアにぶつかって何も言わず出ていってしまいます。

季節が変わって春、ミアはまたパーティーに向かい、脚本家を名乗るグレッグと知り合いますが、そのパーティーで演奏するバンドのキーボードがセブであることに気づき、声をかけます。パーティーを出たミアとセブは、夜景の見える山道で「わたしジャズは嫌いなの」「ああそう?」と反発し合う感じでタップダンスを踊ります。お互いに何となくひかれあってるのに素直になれない感じ、かわいくて好きです。

ある日、クビになった店のマネージャーとの話し合いをばっくれてセブがミアに会いに来て、2人はハリウッドの街を散歩します。ミアはグレッグと付き合い始めていて、優しい人よなんて話してたりするのですが、ふとスタジオを覗くと脚本家のはずのグレッグがコードを巻いていて苦笑いします。ミアが学園ものの一次審査に通った、理由なき反抗に似てると言うと、セブはミアを「理由なき反抗」の上映に誘い、ミアは「研究だものね…」と応じます。

映画を観る約束の日、グレッグが兄夫婦との食事にミアを誘いに来ます。約束がかぶっていたのを忘れていたようです。食事中のミアはうわの空で、グレッグの兄はアジアはいいぞみたいなやたらと意識の高い話をしています。店のスピーカーから流れるBGMがセブとミアが最初に出会った時にセブが弾いていた曲に変わり、ミアは吸い寄せられるように立ち上がって「ごめんなさい…」とつぶやき、映画館に笑顔で走っていきます。夜の街をドレスで走るミアの笑顔がきらきらしててきれいでした。
映画の途中でミアとセブはどちらからともなく手をつなぎ、終わり際にキスをしようとしたら映画館が明るくなってしまいます。2人は閉館後の天文台(2人が見ていた映画に出てきた)に忍び込んでプラネタリウムで踊るのですが、2人の体がふわりと宙に浮いて、満天の星空の中で歌い踊ります。ここは現代のCG使った映画って感じなのですが、幻想的で感動しました。こんな恋がしたいみたいなシーンでした、憧れるなあ

そこからミアとセブは付き合って同棲を始め、互いの夢を応援しながら楽しく過ごします。ミアがおばに憧れて女優を目指すようになり、当時は脚本も作って演劇ごっこをしていたと話すとセブは脚本書けばいいじゃんと提案し、ミアはオリジナル脚本で1人芝居を作り始めます。セブは安定してお金を稼ぐために、かつての仲間キースに誘われてメジャーデビューしているバンドに参加しますが、そのバンドの音楽性はセブのやりたいものとは全く違いました。ミアはライブに行ってその音楽を聴いて愕然とします。ここから2人のすれ違いが始まります。

セブはバンドのツアーで忙しくなり家にいない日が増え、ミアは芝居の準備でついていくことができません。ミアはあんな音楽があなたのやりたいことなのかとセブを問い詰め、セブは自分の夢をかなえるために安定してお金を稼ぐ手段が必要なんだと返します。ミアの芝居の上演日、セブは急にバンドの写真撮影が入って芝居を観に行くことができなくなります。ミアの芝居は空席が目立ち、上演後にはミアをあざ笑う客の声が聞こえます。セブはやっとのことで劇場にたどり着くのですが、ミアは「もう恥をかくのはたくさん、夢を追うのはやめる」と実家に帰ってしまいます。

1人になったセブは、バンドをやめてパーティー会場でBGMを演奏するピアニストに戻ります。そんなある日、セブの携帯にミアへの電話がかかってきます。「ミアの芝居を観て感動したのでオーディションに来てほしい」というものでした。セブはミアの昔ばなしをたよりにミアの実家を探し出し、前のようにクラクションを鳴らしてミアを呼びだします。一度はオーディションに出ることを拒むミアでしたが、翌朝迎えに来たセブの車に乗りオーディション会場に向かいます。
オーディション会場で何でも話していいといわれたミアは、女優になるきっかけとなったおばの話で夢を追うことの素晴らしさを歌うのでした。ここでおばさんなんだ!?と一瞬思いましたが(しかも川に飛び込む話って)、向こう見ずでも夢見ることは輝いてるみたいな、そんなキラキラしたものを感じる歌でした。
オーディションのあと、もしミアがオーディションに受かってパリに行ったらどうするかという話になり、セブは自分の夢を追うためにアメリカに残ると答えるのでした。で、ここでお互いに愛してるって言うんですけど、外国の人の愛してるってどうしてこんなに自然なんでしょうね…いいなあ

そして場面は5年後。ここから冒頭の場面のもろもろの伏線が回収されていって涙が止まりませんでした。冒頭でミアが働いていたカフェに今度は大女優となったミアが訪れ、例によって「サービスします」「それはダメよ」のやりとりをして立ち去ります。どうやら自宅はハリウッドにあるらしく、久しぶりに帰ってきた家ではミアの娘が遊んでいます。家にはミアの夫もいるのですが、セブじゃない…ここでしくしく泣き始めてしまったんですけど
ミアが主演する映画をミア夫婦は観に行こうと車に乗るのですが、ひどい渋滞に巻き込まれてしまい、ミアは高速道路を降りて夕食を食べることを提案します。夕食を食べて車まで歩いていると素敵なジャズの演奏が聞こえ、行ってみようかという夫とともにミアは店に入ります。そこには以前ミアがデザインしたセブの店のロゴが…セブも夢を叶えて店を開いていたのです。バンドの演奏が終わって司会に入ったセブは、客席にミアがいることに気づき、一瞬言葉を失った後「セブズにようこそ」とつぶやいてピアノを弾き始めます。それはミアとセブが最初に出会った時にセブが演奏していた曲でした。
セブの演奏するピアノは最初に出会った時に演奏していたピアノに変わり、昔のようにミアが声をかけてセブとミアがキスをして、セブとミアが別れずに過ごしていたかもしれない未来が流れ始めます。セブがバンドに加入しなくて、ミアの1人芝居は満員で絶賛されて、オーディションに受かったミアはセブとともにパリに飛び、2人でパリで暮らしてその間に子供が生まれ、ハリウッドに戻ったミアとセブは渋滞を回避して夕食をとり、現実のミア夫妻と同じようにジャズの流れるお店に入ります。そこでピアノを弾くのは現実でピアノを弾いているセブで、ここで空想の未来は終わって現実に戻ってくるのでした。
もうここで涙が全然止まらなくて…ミアとセブがお互いの夢を叶えたことがうれしくて泣いているのか2人が一緒にいる現実はもうないんだということが悲しくて泣いているのかわからなくなりました。
ミアが店を出るとき振り向くとセブと目が合って、お互い微笑んで映画は終わります。

2人がそれぞれの夢を叶えたという意味ではハッピーエンドなんだろうけど、愛し合う2人が別々の道を進むところは少しほろ苦い気持ちになりました。
努力すれば夢はきっと叶うというのはこの手の映画のお決まりのストーリーということで安定感があるなあと思ったのですが、こんな形の愛もあるんだなと思うとすごく心がしめつけられる感じもしました。

ついストーリーをなぞってしまって長くなった…長文失礼いたしましたというところ。ほんといい映画でした、アカデミー賞とるのかしら!

全然関係ないんですけど予告編で美女と野獣の実写化をやってて、アニメも劇団四季も見てる身としてはめっちゃ観たくなりました!ミュージカルはいいなあ
それではこのへんで。